部活が終わり、私達は手塚部長に集合を掛けられた



「竜崎先生から大切な話がある、レギュラー以外もよく聞くように。」


「皆良く聞きな!氷帝、山吹、聖ルドルフ…

そしてこの青学のテニス部レギュラーで

合同練習を行う事になった!

…とは言ってもレギュラー以外にも行ってもらう者が居る、

二年の荒井!マネージャーの!お前は手伝いでおいで、

荒井は今回の合宿でもう少し力を付けてもらう!私からは以上じゃ!」

 


「解散!!」の言葉でそれぞれ片付けなどに散らばって行く…


そんな中、レギュラー陣が手塚のもとへ向かう

 



「また突然だね…手塚は知ってたの?」

 


「…不二。いや、俺も今日知らされた。」

 


「にゃぁーにゃぁー、今回なんで立海とか来ないの〜?

絶対にそーゆーの来そーだったから

珍しいにゃーって思ってたんだけど、なっ大石!」

 


「あぁ、前の合宿も一緒にやったからな・・

他にも今回来ない学校があるようだけど…何か知ってるか?手塚。」

 


「いや、何故かは解らないが竜崎先生が言うには

今回の合宿は少人数にしてレベルアップを図るらしい…。」

 


「部長、でもあの荒井先輩が着いて来るのは

なんか納得がいかないッスよ?」

 


「先生達が決めた事だ、先を見通しての事だろう。」


「そーだよリョーマ君、荒井君だって頑張ってるんだから

そんな事言わないの!……ね?」



いきなり現れたにリョーマは一瞬驚いた表情をしたあと


キャップのつばを持ち深く被り直す


「先輩…いきなり出てこないで下さい(汗)

・・そういえば先輩。先輩も確か今回一緒に来るんでしたよね?

…確か“俺の”マネージャーしてくれるんでしたっけ?(妖笑)」

 


「しない!マネージャーはするけどリョーマ君だけのは絶対しない!

なにされるか解んないし・・・」

 


「なんだ…結構解ってんじゃん(ニヤリ)」

 


「まあ…ね…(汗)」


「大体、はお前のじゃないぜ?」

 


「……桃先輩。それはお互い様ッスよ?」

 


「いーや?がなるとしたら俺の方だろ?」

 


「桃ちゃん・・・始め言ってる事は正しいけど

ゴメン、それもない。」

 


「ひでぇ…そんなハッキリ言わなくても…(泣)」

 


「あはは〜☆大丈夫!半分冗談だから♪」

 


「半分本気かよ……(泣)」

 


「残念でじたッスね、桃先輩♪…(ニヤッ)」

 


「うるせー!(泣)お前だって俺と同じじゃねーか!(怒)」

 


「その内手に入れるますから平気ッスけど?」

 


「まぁまぁ、僕等で取り合うのもいいけど…

今回は前より少なくなったけどまた他校が居ること

解ってるよね?」

 


「・・・負ける気はさらさらありませんけどね。」

 


「(クスッ)…僕もだよ。」



不二とリョーマの周りにドス黒いオーラが発せられ


他のレギュラーは軽く離れる・・・


が、そんなの全く感じないは二人を見ると一言



「明日の準備しなきゃいけないから帰っていい・・・?」



と、その二人に向かって言うと先ほどまで出ていた


ドス黒いオーラは消え、二人共に顔を向ける



「…そうだね、今は一時休戦で明日に備えようか。」

 


「…そうッスね。」

 


「…?…」



が首をかしげると同時に後ろから重いものが圧し掛かる



「ぅわっ!!…と、英二!?

もぅ…前に転びそうになったでしょ?」

 


「にゃはは〜ゴメンな♪てかさ、喧嘩してる二人はほっといて

俺と一緒に帰ろ??ね?」

 


「へぇ〜…英二。案外根性あるね…

まさか唯で済むと思ってねいよね?」

 


「そうッスよ、エージ先輩。

抜け駆けなんてさせませんよ…?」

 


!不二達が怖いから逃げよ!!(怯)」

 


「ぷっあははは☆よーし!逃げ切るぞ〜♪」






 

 

 




…まだ、私達は…あんな事になるなんて…夢にも思わなかった…


 




只、毎日の部活が楽しくて…

 




皆とやるテニスが楽しくて…


 


一緒に居る時間が楽しくて…











 

 

 

 

 

 

 





  仲間だった・・・



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 友達だった・・・




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





  親友だった・・・







 

 

 

 

 

 

 






 あの日が来るまでは・・・